味の素ベーカリー株式会社 様

流動的な配置による「伝達漏れ」を克服。スタッフごとの確認履歴の可視化で、伝達ミスや「聞いていない」をゼロへ。

流動的な配置による「伝達漏れ」を克服。スタッフごとの
確認履歴の可視化で伝達ミスや「聞いていない」をゼロへ。

「味の素ベーカリー株式会社」様は、冷凍パン生地や冷凍ベーカリー製品の開発・製造・販売を行っています。稼働人数や担当業務が日ごとに大きく変動する現場において、約300名の非正社員を柔軟に配置する独自の体制で運用しています。
しかし、複雑なシフト体制や勤務スタイルのため、朝礼での口頭伝達には限界があり、情報共有の漏れによる作業ミスも発生していました。今回、多国籍かつ流動的な従業員へ確実に情報を届け、現場の作業標準化を実現するために「スタッフサイネージ」を導入されました。

お話を伺った方
味の素ベーカリー株式会社
神谷 様

背景・導入前の課題

情報伝達の限界と作業ミスが課題に

製品ごとに変動する複雑なシフト体制と、朝礼伝達の限界

当工場では製品ごとに必要人数が変動し、時間単位で人員配置が変わる複雑なシフト体制をとっています。休日も一斉ではないため、全従業員へ情報を届けるには朝礼で1週間毎日同じことを言い続ける必要があり、非効率な情報伝達環境が常態化していました。

朝礼のマンネリ化で集中力が低下。「聞いていない」が作業ミスに繋がる

不在者のために毎日同じ説明を繰り返すうち、スタッフの集中力も切れがちになり、朝礼での情報が十分に浸透しなくなっていました。その結果「聞いていない」という事態が頻発し、古い手順のまま作業を行うといったミスも起きていました。

選定理由

手軽な操作性と自社体制に合う課金形態

「確認しました」ボタンによる履歴管理

誰でも簡単に操作できることに加え、「確認しました」のボタンを押すことで一人ひとりの確認履歴が残る仕組みが決め手となりました。これにより、情報発信側は「読んだ・読んでいない」を明確に把握でき、「聞いていない」という事態を防ぐことができます。

現場スタッフはお知らせ閲覧後、「確認済み」をタッチするだけで、既読記録を残せます
(掲載画像はサンプル画面です)

流動的な組織に最適な「端末数課金」 

繁忙期や閑散期によって従業員数が増減し、短期の派遣社員も多く在籍する雇用形態において、ユーザー数ではなく「端末数」による課金形態は非常に適していました。入退社に伴うアカウントの追加課金や管理の手間が発生しない点が、導入を後押ししました。

導入効果

確実な情報共有による現場オペレーションの安定化

スタッフの高い既読率を維持

スタッフサイネージの導入により円滑な情報共有が可能となり、現場に出勤している従業員の既読率は高い水準を維持しています。特に、既読できていない従業員の把握が容易であり、管理者のフォローアップが適宜実施可能となり、情報伝達の確実性が向上しました。

視覚的アプローチによる理解度の向上

重要な情報を写真やイラストを用いて視覚的に配信できるようになったため、言葉だけの説明よりも具体的かつ正確に意図が伝わるようになりました。また、多国籍な従業員向けに母国語での配信も行っており、外国人スタッフの理解度向上にも繋がっています。

作業の標準化と品質の安定化 

統一された内容の情報発信と、情報伝達の確実性が向上したことで、伝達不備による作業ミスの低下につながり、現場作業の作業手順変更などの確実な周知徹底が可能となり、品質の安定化にも大きく寄与しています。

主な活用方法・運用ルール

スキマ時間を活用した閲覧時間の確保

現場の待機室に複数台のiPadを設置しています。従業員は製品の切り替えや清掃の中で発生する手待ち時間を活用して、業務時間内で連絡事項を確認しています。
また、従業員の中では1度確認して終わりではなく、過去のお知らせを自主的に見直す習慣もついており、現場における業務ルールや知識の定着に繋がっています。

視覚的データと二重チェックによる確実な情報共有

重要な内容は朝礼で口頭説明した上でサイネージにも掲載する「二重チェック」の体制をとっており、さらに写真やイラストを添えて視覚的に配信することで、言葉だけでは伝わりにくいニュアンスを的確に補完しています。
新規の配信頻度は1日1〜2件程度です。具体的な配信内容としては、製品製造・品質に関する重要な注意点、工場内の工事の案内、日々の申し送り事項など多岐にわたります。

アンケートの活用 

一方的な情報発信にとどまらず、仕事中の安全対策に関する意識調査、新しい備品のモニター評価など、アンケート機能も積極的に活用して現場の声を吸い上げています。

サイネージではタッチ操作でらくらく回答。結果はCSV/PDFで出力(掲載画像はサンプル画面です)

今後の展望

季節によって数百名規模で人員が増減する流動的な組織体制だからこそ、今後もスタッフサイネージによる高い既読率と確実な情報伝達を継続し、「誰もが同じ手順で、安全かつ高品質に製造できる現場」をより一層強固なものにしていくことが期待されます。

企業名
味の素ベーカリー株式会社
事業内容
冷凍パン生地及び冷凍ベーカリー製品開発、製造、販売、パン及び菓子類製造、販売
ウェブサイト
https://www.ajinomoto-bakery.co.jp/

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