株式会社トライアルカンパニー 様

社員不在店舗の「情報共有」を変革。 「店舗」単位の“伝えたつもり”から、「個人」単位の“確実な伝達”へ。

社員不在店舗の「情報共有」を変革。
「店舗」単位の“伝えたつもり”から、「個人」単位の“確実な伝達”へ。

株式会社トライアルカンパニーは、「TRIAL」ブランドを中心に全国でディスカウントストアを展開し、AI・IoTを活用したスマートストア化を推進しています。
2022年からは、都市部における新たな店舗モデルとして小型フォーマット「TRIAL GO」を展開。既存の大型店舗を拠点に高頻度で商品を配送する“サテライト型店舗”として、限られた売場面積でも豊富な品揃えと新鮮な生鮮・惣菜を提供しています。
今回は、そんなTRIAL GO店舗における情報共有の効率化を目的に、スタッフサイネージを導入いただきました。

お話を伺った方
株式会社トライアルカンパニー
吉田 様

導入前の課題

本部と店舗間の深刻な情報ギャップが課題に

「TRIAL GO」は、1店舗で30人時という少人数オペレーションが特徴です。
従来のスーパーセンター(TRIAL)では、各部門のリーダーが情報共有ツール(グループウェアやチャットツール)から情報を収集する役割を担い、対面での周知も行えたため、アルバイト従業員に対しても抜け漏れなく情報伝達ができていました。一方、「TRIAL GO」は少人数・小規模運営のため、そうした情報収集の専任担当者がいません。それにもかかわらず、情報共有は従来と同じツールを使い続けたため、以下の課題がありました。

情報伝達の不確実性

グループウェアやチャットは店舗単位での連絡だったため、誰か1人でも見ると既読扱いとなり、あとから確認する従業員から見ると未読情報が分かりづらく、従業員全員には情報が伝わっていませんでした 。結果として、本部が指示を出したつもりでも店舗には届かず、スルーされる状態が発生していました。

不要な情報の伝達

本部の各部門から、「TRIAL GO」では取り扱いのない商品に関する指示など、現場には不要な情報が一斉に送られ、現場での混乱の原因となっていました。

本部社員の負担増

アルバイト従業員によってはグループウェアやチャットを見る習慣が無く、情報が伝わらないため、本部の社員が直接店舗を巡回して対応せざるを得ず、管理側の業務負担が増加していました。

選定理由

少人数で運営する店舗だからこそ、現場のすべてのスタッフに情報を届ける必要があった

従来のやり方では情報が現場従業員に全く届いていなかったため、すべての従業員に利用しやすいシンプルな仕組みが必要だと感じ、スタッフサイネージの以下の2つの特徴を評価し、導入に至りました。

従業員個別の既読管理

従来の「店舗単位」の連絡ツールと異なり、従業員1人ずつの既読管理ができる点が、導入の大きな決め手となりました 。

直感的な操作性

高齢の従業員もいますが 、比較的見やすいUIだと感じています 。マイページの操作なども、特にトラブルは無く使いこなせています。

導入効果

従業員の意識変革と本部社員の負担軽減を実現

既存の他システム(左)とセットでバックヤードに設置。
右側のタブレットがスタッフサイネージです。
いつでも即座に情報更新・確認が行えます。

情報伝達の確実性向上

情報が各従業員1人1人に確実に届くようになり、従業員の意識も変化しました。従来は見過ごされていた社内テストの実施率が20%向上し、存在に気づかなかった人たちも「やってみよう」という姿勢に変わっています。

店舗の混乱防止(情報の一元化)

現在は、不要な情報が店舗に流れないように本部側でコントロールしていることと、情報ツールをスタッフサイネージに一本化することで、店舗従業員は他のツールを見る必要がなくなり、無駄な情報による混乱を防げています。

本部社員の負担軽減

情報が確実に伝わるようになったことで、従来のように本部社員が直接店舗を巡回してフォローする必要がなくなり、店舗が増える中でも負担が大幅に軽減されました。

主な活用方法・配信内容

作業指示は「ToDo」、周知は「お知らせ」と明確に使い分け

各店舗のバックヤードにiPadを1台設置し、スタッフサイネージ専用端末として利用しています。サイネージを常時表示しているためログインなどの操作も不要で、従業員には「出勤したら必ず見る」というシンプルなルールを徹底できています。
配信内容は、新商品情報や作業指示(売り場の写真撮影など)、教育関係の連絡のほか、実験店舗という特性上、システムのマニュアル変更や棚の変更といった「運用変更」に関する連絡も配信しています。
また、従業員にとって理解しやすいように、情報の種類によって機能を使い分けて配信しています。

スタッフのマイページには未読のお知らせ、未実施のToDoが表示されます
スタッフのマイページには未読のお知らせ、未実施のToDoが表示されます

今後の展望

AI活用による「内容の分かりやすさ」向上に期待

情報が「届く」ようになった今、次の課題は「内容を理解しやすくする」ことです。専門用語が多い指示は、結局理解されないまま確認済みにされてしまうことがあります。
今後は、文章の内容を自動で添削し、分かりやすい文章の作成をサポートしてくれるAIの機能などを期待しています。

トライアルGOのロゴです。
企業名
株式会社トライアルカンパニー
事業内容
小売、物流、金融・決済、リテールテックなど、各事業を中心とした企業グループの企画・管理・運営(純粋持株会社)
ウェブサイト
https://www.trial-net.co.jp/
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